「短時間でできるアルバイトをしたい」「体力に自信がないので、力仕事はできない」「短時間で稼ぎたい!」と考えている方は、軽作業のバイトをしてみませんか?
軽作業というと、倉庫内でのピッキングや仕分けなどをイメージする方が多いかもしれませんが、今回は、カタログ・パンフレットの検品・配達に関する仕事についてご紹介します。
スキル関係なく誰でも働くことができるので、バイトをお探しの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
カタログの検品・配達に関するバイトとは
カタログ・パンフレットの検品や配達に関するバイトは、雑誌や書籍などの検品、梱包、仕分けが主な業務です。チームを組んでする作業ではないので、ひとりコツコツと作業をしたい人におすすめのアルバイトとなっています。
また、軽作業なので、あまり体力に自信がない方でも始めやすいバイトです。
まずは、仕事内容や気になる時給について見ていきましょう。
仕事内容
上記でも紹介したように、カタログ・パンフレットの検品・配達作業は軽作業バイトとして募集されていることがほとんどです。
カタログ・パンフレットに関する軽作業バイトにはさまざまな種類があるので見ていきましょう。
梱包・箱詰め
作業のひとつに、梱包・箱詰め作業があります。段ボール箱にカタログやパンフレットを箱詰めする作業です。単純作業なので、初めてでもスムーズに作業することができるでしょう。また、ひとりでできる作業なので、マイペースに作業をしたい方にも適している仕事です。
封入
刷り上がったカタログやチラシを封筒に入れる作業が封入作業です。カタログ・チラシを1枚1枚封筒に入れる作業ですが、手が乾燥する季節は、1枚のチラシを取ること、封筒を開くことに苦戦することもあるでしょう。濡れたタオルなどで手を軽く湿らせてから作業すると効率よく進められますよ。
仕分け
仕分け作業とは、住所・郵便番号・顧客情報を基準にして、カタログ、パンフレットの仕分けを行います。会社によっては自動仕分け機などの導入をしているところもありますが、まだまだ人の手で作業をしているところが多いので、間違った場所に仕分けしないよう、注意が必要です。
シール貼り
配達先の住所が表示されたラベル(シール)を貼ります。
シールといっても、宅配便などの伝票を箱に貼る作業がほとんどです。ラベルには住所、顧客名、配達日時が記されています。配達先を間違えないように作業しましょう
検品
印刷ミスや誤った情報を確認する検品作業。間違った情報を顧客に届けてしまうと信用問題になってしまうので、重要な作業といえます。
他に、カタログ・パンフレットの数量が一致しているかのチェック、印刷品質などもチェックすることがあります。細かい作業となるので、休憩時間は目を休めている人が多いです。
配達ドライバー
箱詰め作業が済んだ荷物を配達するドライバーのバイトもあります。
「ドライバーだと重いものを持ち運びするの?」と不安に思われる方もいるでしょう。しかし、カタログ配達の荷物は比較的軽いものばかりなので、体に負担がかかりにくい作業なので安心です。
運転免許証はもちろんのこと、2トントラックなどの大型特殊免許が必要となる場合もあります。
ポスティング
配達ドライバーを使わず、人の手でポスティングすることもあります。その際には、徒歩、もしくは自転車を使ってポスティングすることもあるようです。中にはドライバーがポスティング業務を兼任することもあります。
マンションのような集合住宅だとポスティングも簡単ですが、家と家が離れている田舎では、なかなか大変な作業になることもあるでしょう。
給与形態・平均時給
カタログバイトの給与体制や平均時給は企業や地域によって大きく差がありますので、一概にはいえません。
ただ、カタログバイトはスキルや資格が必要な仕事ではありません。そのため、住んでいる地域の平均的な時給と同じか、少し低いくらいを想定しておきましょう。
給与体制についても同じで、日払いの企業もあれば給料日支給という企業、前払い支給を設けている企業もあります。
勤務時間
勤務時間は企業・雇用主によってまったく異なります。一般的な勤務時間については以下のようなものがあります。
フルタイム勤務
週5日、8時間勤務で勤務します。カタログの検品や納品作業の募集はアルバイト、パートがほとんどなので、フルタイム勤務での求人はほとんどありません。フルタイム勤務の職場はおそらく大手企業となりますので、後述するシフト制となることもあります。
パートタイム勤務
1日4〜6時間、週3〜4日のパートタイム勤務。カタログバイトの求人は、ほとんどパートかアルバイトで占められています。
雇用主の要求もありますが、比較的自由に働く時間や休日を決められることが多いのが特徴です。午前中のみ、午後のみといった勤務体制を取るパートの方もいます。
シフト制
一部企業の話ですが、シフト制を導入している勤務先もあります。そういった企業では、24時間体制でカタログの仕分けや配達作業を行っています。
他にも「週1から」、繁忙期は「3日間の超短期アルバイト」といった勤務形態もあります。
【きつい・大変】カタログの検品・配達バイトの体験談・評判
次は、カタログの検品・配達バイトの体験談や評判について紹介します。
まずは「きつい、大変だった」という体験や評判について見ていきましょう。
同じ作業ばかりで飽きる
仕事内容は最初に聞いていましたが、同じ作業を延々とする作業は思った以上にきついことでした。「1時間くらい仕事したかな」と時計を見ても30分も経っていない。ひたすら検品、検品の毎日でした。もう少しで終わりそう、と思ったらまた新しい検品業務。げんなりして、1ヵ月もたずに音を上げてしまいました……。
立ちっぱなしで疲れる!
確かに軽作業で仕事自体は覚えれば楽なのですが、1日中立ちっぱなしでの作業なので、足腰が非常に疲れます。業務が終わる頃には足がむくんでパンパン。中腰になることもあるので、腰を痛めてしまい、湿布が欠かせません。
素早い動きを求められる
バイト先に何年も働いている中年女性がいたのですが、その人に「もっと早く手を動かして!」としょっちゅう叱られていました。確かにその方は目にもとまらぬ速さで作業をしていましたが、年数が違うのでどうしても早く動くことはできません。叱られると焦ってしまい、ミスをしてまた叱られるという負の循環に陥ってしまいました。
「キツイ、つらい」と感じる人からは、「飽きる」「立ち仕事でつらい」といった意見が見られました。
また、軽作業のバイトは年齢が高くなっても続けやすい仕事だからか、勤務年数が長い人も多く、意地悪な人にあたったら人間関係で悩んでしまう、という人もいるようです。
【楽しい】カタログの検品・配達バイト体験談・評判
次は「カタログバイト、楽しい!」という人の意見を見てみましょう。
黙々と作業ができる
人と接するのが苦手なので、カタログバイトは天職といっていいほど自分に向いている仕事でした。作業自体も難しいことはないので、「もっと効率よく仕事をするには」といったことを考えながら作業をしていました。
カタログをこっそり見ることができる
あまり褒められたことではないでしょうが……。作業の合間にちょこっとカタログをのぞいて、「へー、こんなのが売っているのか」「このスイーツ、おいしそう」と、面白い商品やスイーツを見ることができたのは楽しかったです。ちょっとした息抜きになりました
年齢層が広いので、いろんな人と話ができる
休憩時間は同じ場所で食事をするのですが、年齢層が幅広いので、話を聞いていてとても面白かったです。
特に私は大学生でバイト先では最年少ということもあり、年輩の女性陣にとても可愛がられていました。人によっては「ひとりにして」と思うかもしれませんが、私はこの休憩時間のおしゃべりもとても楽しかったです。
カタログバイトを「楽しい!」と思う人の多くに聞かれるのが、「ひとりで作業ができる」という点です。人見知りだったり、初対面の人と話をすることが苦手だったりする人には、カタログバイトはうってつけの仕事ですね。
中には同じバイト仲間とのおしゃべりが楽しかった、という意見の方もいました。真逆の意見ですが、コミュニケーション能力が高い人は、どんどん話をして、友だちを増やすことができる場でもあるようです。
カタログの検品・配達バイトのメリット
カタログの検品・配達バイトをするメリットは上記でもたくさん紹介しましたが、ここではもっと深く掘り下げて、メリットとデメリットを紹介していきます。
- 非対面で働ける
- スキマ時間を有効活用できる
- 経験・学歴不問
まずはメリットから見ていきましょう。
非対面で働ける
「人と関わらずに仕事ができる」というのは、人見知りの人にとって大きなメリットです。
人と関わらない仕事というのは案外少ないので、誰かと一緒に作業をするのが苦手で単純作業が苦にならないという方は、カタログの検品・配達バイトに向いているでしょう。
スキマ時間を有効活用できる
カタログの検品・配達バイトはある程度時間の融通がきくバイトですので、「週末だけ」「月・水・金だけ」といった働き方にも柔軟に対応してくれる企業が多いです。
派遣会社に登録して、単発バイトとして働くのも気軽でおすすめですよ。
高校生や大学生、子どもがまだ小さいのでフルタイム勤務ができない、という人でもできるバイトなので、スキマ時間を上手に使ってお金を稼ぐことができます。
経験・学歴不問
カタログの検品・配達バイトは、経験、スキル、学歴はまったく必要ありません。仕事内容は覚えてしまえば誰でもできる作業なので、バイトが決まったらあとはひたすら手を動かすだけです。
高校生のバイトを募集している企業もあるので、下校した後バイトすることもできますよ。(高校生のバイトは21時までなので忘れないようにしましょう。)
カタログの検品・配達バイトのデメリット
次は、カタログの検品・配達バイトのデメリットについてご紹介します。
デメリットを知ることで「自分に向いているか、続けられるか」の判断材料にしてください。
紙物なので多少重い
大量のカタログを運ぶとなると、どうしても重くなってしまいます。とはいえひとりで持ちきれないほど重い荷物はほとんどないので、その点はあまり不安に思わなくても大丈夫でしょう。
ちょっとしたケガをする恐れも
紙は意外と体を傷つけやすく、その時は気づかなくても後で身体を見ると手や腕に切り傷だらけ、ということもあります。作業中は手袋をするといいでしょう。
腕に傷がつくのが嫌だという人は、邪魔にならない程度のカーディガンなどを羽織って作業すると、ケガを防ぐことができます。
カタログの検品・配達バイトに向いている人の特徴
ここまでは、カタログの検品・配達バイトの仕事内容やメリットとデメリットなどをご紹介しました。
ここからは、カタログの検品・配達バイトに向いている人の特徴を詳しくご紹介します。
- 1人で黙々と働きたい人
- 今すぐ働きたい人
- 責任感が強い人
上記の特徴に当てはまる方は、ぜひ挑戦してみてください。
1人で黙々と働きたい人
何度も紹介していますが、カタログの検品・配達バイトはなんといっても1人で黙々と作業できるというのが大きな特徴です。また、コツコツと作業することが好きな人にも向いている仕事でしょう。
これは人によって向き不向きがはっきりしているので、「ルーティンワークに耐えられない!」「ひとりだと不安になる!」「接客が好き!」という人は、他のバイトを探す方が無難かもしれません。
今すぐ働きたい人
カタログの検品・配達バイトは意外と求人数が多く、就活サイトや求人雑誌にも多くの募集があります。
「今すぐ働きたい!」という人は、求人雑誌やインターネットを活用して求人を探してみてください。おすすめは派遣会社に登録することです。派遣会社カタログの検品・配達バイトの求人数が多いので選択肢も広い上、面倒な履歴書の作成や面接もなく働くことができます。
責任感が強い人
カタログの検品・配達バイトは経験関係なく誰でも働くことができる仕事だとご紹介しましたが、ミスは許されない責任感のある仕事でもあります。
どの仕事でもそうですが、責任感が強く、投げ出さない人はカタログバイトに向いているでしょう。たとえミスをしたとしても、隠したりごまかしたりすることなく、きちんと報告することを忘れないようにしてください。
責任感が強い人は上司からの信頼も厚くなり、時給アップの可能性も期待できます。
カタログの検品・配達バイトをするなら派遣会社を活用しよう
カタログバイトの検品・配達バイトをしてみたい!でもどこで仕事を探せばいいの?という方には、派遣会社の登録をおすすめします。
ここでは、登録者数、お仕事案件業界トップクラスを誇る「テイケイワークス東京」、最短2日で就業可能、福利厚生が充実しているテクノサービス「働くナビ」、世界最大級の総合人材サービス、「ランスタッド」の3社をご紹介します。
テイケイワークス東京
運営会社 | テイケイワークス東京株式会社 |
得意な職種 | 軽作業、物流関係 |
テイケイワークス東京は、物流倉庫への派遣、業務請負を中心とした派遣会社です。土日祝日勤務、夜勤希望、時間希望など、労働者の希望に添った仕事を紹介してもらえます。
派遣数は時期によって増減はありますが、他の派遣会社に比べても多い方です。低単価の時給案件は少なく、初めて派遣会社に登録する人もスタッフが丁寧に教えてくれます。
テクノサービス「働くナビ」
運営会社 | 株式会社テクノ・サービス |
得意な職種 | 組立・加工系、食品加工・トッピング系、検査・チェック系、物流系、軽作業系、機械操作系、オフィスワーク系 |
製造業、工場の案件を多く持っているのが、テクノサービス「働くナビ!」です。
未経験歓迎の求人が多かったり、年に一度の健康診断などの福利厚生が整っていたりと、充実したサポートなどが特徴です。
平均時給は、派遣場所によって異なりますが、おおよそ1,000〜1,500円の案件が多くあります。
業務に就いて不安がある方も担当者に相談してアドバイスをしてくれるので、カタログバイトが初めてという方でも安心して働けるのではないでしょうか。
ランスタッド
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
得意な職種 | 工場・製造・軽作業・事務 |
ランスタッドは、オランダに本拠を置く世界最大級の人材サービス会社の子会社です。外資系に強いというイメージがありますが、カタログバイトなどの軽作業案件も多くあります。
女性向けの求人が多く、障害者向けの求人があるということも特徴です。
カタログバイトは誰でもできる軽作業なので、心身に障害があるけれど働いてお金を稼ぎたいという人にもぴったりの仕事ではないでしょうか。
1〜2時間程度の短時間アルバイトの仕事もたくさんあるので、学生や主婦も自分の生活に合った派遣先が見つかる可能性が高いでしょう。
まとめ
今回は、カタログ・パンフレットの検品・配達バイトについて紹介しました。
カタログバイトは常時募集している企業が多く、人手が足りないので応募して即日採用、ということも珍しくありません。
すぐにでも仕事がしたい、副業として働きたいという人も、軽作業なのであまり疲れず、本業にも差しさわりなく仕事ができるのではないでしょうか。
この記事を参考に、自分に合ったバイト選びをしましょう。