在宅でできる内職として代表的なものがシール貼りのバイト。人気のバイトであるものの、具体的にどのような魅力があるのか、注意すべきことはないのか、知らない部分が多く実際に求人応募まで進めていないケースもあるかもしれません。
今回は、シール張りの内職について、メリット・デメリットや仕事を探すときの注意点、口コミ・体験談などを紹介します。
目次
シール貼りの内職に関する基本情報
シール貼りの内職は、空いた時間を活用して収入を得たい方や、子育て中の方にも適しています。基本的な作業は単純ですが、丁寧さと正確さが求められます。
シール貼りの内職に必要な道具と準備
シール貼りの内職を始めるには、適切な環境と道具の準備が必要です。
まず、平らで安定した作業台を用意しましょう。机やテーブルの上に滑り止めマットを敷くと、より作業がしやすくなります。
必要な道具
- ピンセット
- カッター
- 定規
- 照明
- ウェットティッシュ
- 除菌スプレー
特に精密な作業には、先の細いピンセットが重宝します。
作業効率を上げるためには、十分な明るさの照明を確保することも大切です。手元が明るく見えるデスクライトを使用すると良いでしょう。
また、手や作業台の清潔さを保つために、ウェットティッシュや除菌スプレーを用意しておくと便利です。
準備を整えることで、効率的かつ品質の高いシール貼り作業が可能になります。
一般的な報酬と収入の目安
シール貼りの内職の一般的な単価は1枚あたり0.2円から1円程度で、作業に慣れた人なら1時間に300〜500枚ほど貼ることができます。
1時間に500個こなした場合、時給にすると100円から500円ほどの収入になります。1日8時間フルタイムで作業した場合、800円から4,000円程度の収入が見込めます。
ただし、経験や熟練度によって作業スピードが上がるため、慣れてくると収入が増える可能性があります。
初心者でも無理なく始められ、徐々に収入を増やしていける点が魅力的な仕事です。
シール貼りの内職|具体的な作業内容
シール貼りの内職の主な作業は、商品や封筒にシールを貼り付けることで、特別なスキルや経験は必要ありません。
企業から送られてくる材料を使い、指示通りに正確かつ丁寧にシールを貼っていきます。
一般的な作業手順
作業の正確さと速さのバランスを意識しながら、一つひとつ丁寧に作業を進めることが大切です。
- 届いたシールの枚数や状態を確認
- シールを貼る対象物の表面をきれいに拭き、埃や油分を取り除く
シールを剥がす際は、端からゆっくりと丁寧に剥がし、破れないよう注意します。
貼り付ける際は、位置を慎重に合わせ、気泡が入らないよう中心から外側に向かって指で押さえていきます。シールの端まで丁寧に押さえることで、剥がれにくく仕上がります。
品質管理とチェックポイント
シール貼りの品質管理では、位置の正確さが重要です。定規やガイドを使用して、シールが指定された場所に正確に貼られているか確認しましょう。
また、気泡やしわがないかを注意深く観察することも大切です。指で軽く押さえて、表面の凹凸を確認するのが効果的です。
不良品の判別基準は、シールのズレや気泡、破れなどがあるかどうかです。これらが見つかった場合は、すぐに取り除いて再度作業を行います。
最終確認時には、全体的な仕上がりを確認し、数量や納期も再度チェックしましょう。品質管理を徹底することで、信頼性の高い仕事につながります。
効率を上げるコツとテクニック
シール貼りの効率を上げるには、作業前の準備が重要です。シールを種類ごとに整理し、手の届きやすい位置に配置しましょう。
作業姿勢は、背筋を伸ばし肘を机につけることで、手の動きを最小限に抑えられます。1時間ごとに5分程度の小休憩を取り、目や手首の疲労を軽減させましょう。
自然光を取り入れつつ、手元を明るく照らす卓上ライトを使用するなど、作業スペースの工夫も効果的です。
さまざまなコツを実践することで作業効率が向上し、より多くの収入を得られる可能性が高まります。
シール貼り内職のメリット
続いて、家でできるシール貼りバイトの主なメリットを紹介します。
- 未経験でも簡単に働ける
- 体力仕事は一切なし
- 時間を気にせず働ける
次に挙げるようなメリットが自分のバイトに求める条件と合致していたら、気持ち良く働ける可能性が高いでしょう。
未経験でも簡単に働ける
シール貼りバイトの大きなメリットは、経験に関係なく誰でも簡単に働けることです。
シール貼りには特別なスキルも資格も必要ありません。職務経験が少なくてもブランクがあっても関係なし。
働き始めたその日からどんどん作業をこなしていける人も多いでしょう。働きたいと感じたとき、すぐに挑戦できるのがシール貼りバイトの魅力です。
体力仕事は一切なし
シール貼りは決められた商品にシールを貼り付けるだけの簡単な作業です。特に体力を使う仕事はありません。
力仕事が多い業務に疲れた人は、シール貼りなら身体的なストレスをあまり感じることなく働けるでしょう。
作業は座りながら、仕事内容はとても単純なので始めてから1時間足らずで仕事の流れを把握することができるでしょう。
また、シニアなど体力が落ちてくる世代の人も問題なく作業ができます。
時間を気にせず働ける
家でシール貼りをするバイトは、時間を気にせず働けることも魅力です。バイトというと職場まで移動してそこで働くという形をイメージする人が多いでしょう。
在宅のシール貼りは内職のようなスタイル。家で仕事をするので、まず通勤時間が発生しません。移動に必要な時間や家を出る時刻・帰宅時刻などを想定しながら動かなくて済みます。
そして、作業自体もどのような時間にするか自由です。フルタイムで、夜だけ、家事や育児の合間をぬって隙間時間で、自分の都合の良いタイミングで時間を気にせず働けます。
シール貼り内職のデメリット
次に、家でできるシール貼りバイトのデメリットも見ていきましょう。
- 単価が低く稼ぎにくい
- 単純作業の繰り返し
- 作業スペースが必要になる
人気が高く誰でもチャレンジしやすいバイトですが、人によってはネガティブに感じる部分もあります。
単価が低く稼ぎにくい
家でできるシール貼りバイトのデメリットで考えられるのは、作業の単価が低いことです。
シール貼りの単価は1枚1円以下が相場。つまり、100円稼ぐには最低でも100枚以上はシール貼りの作業をしなければならないということです。
いつでも誰でもできる簡単な作業である半面、まとまった金額を稼ぐためにはかなり大量に作業をこなす必要があります。
単純作業の繰り返し
シールを貼る作業はとても単純です。この作業をひたすら繰り返すことになります。これを楽で良いと考えるか、同じ作業ばかりで飽きてしまうと感じるかには、個人差があります。
複雑な作業が苦手な人や単純作業に集中するのが得意な人は、シール貼りの繰り返しも苦ではないでしょう。
しかし、ずっと波のないルーティンワークが苦手、すぐに飽きてしまいやすいなどという人は、シール貼りの仕事はつらいと考えるかもしれません。
作業スペースが必要になる
シール貼りは商品にシールを貼っていく仕事なので、ある程度作業スペースが必要です。
実際にシールを貼る作業をするスペースの他、シールを置いておく場所、シールを貼る商品を置く場所、そしてシールを貼り終えた商品を置く場所もいります。
シール貼りを行うためには、作業に使うスペースをそれなりに確保しておかなければならないということです。
作業スペースが十分確保できないと、作業スピードが落ち効率が上がらないなどの問題が発生するでしょう。
シール貼りの内職|口コミ・体験談をチェック
家でシール貼りのバイトは、難しいことを覚える必要がなく、初めてでも気軽に始められて良かったです。
家事や育児の間のちょっとした時間にできるバイトを探して、家でできるシール貼りを見つけました。作業したいときにすぐできて、やり方も簡単。私に合ってました。
作業自体は簡単でしたが、しばらく続けて飽きてしまいました。自分の性格として向いていない仕事だったみたいです。
作業が楽な分、なかなか稼げなくて苦労しました。頑張れば在宅以外のバイトに近いくらい稼げるのではと思っていたものの、実際やってみるとそう甘くなかったです。
家でできるシール貼りバイトは、合う人と合わない人がいるようです。自分の性格や適正、バイトに求めるものとマッチするのか、働き始める前に検討することが重要と言えます。
シール貼りの内職をはじめる前の確認ポイント・注意点
まずは、家でできるシール貼りバイトをする際、気を付けたいことについて解説します。
人気があるバイトだからこそ、始めた後に「選択を間違ったかも…」と後悔することがないように、以下の注意点を把握しておきましょう。
- 商品の引き取りや納品は車がないと厳しいことも
- 出来高制であることがほとんど
- 事前に納期をよく確認する
- 納期がタイトな場合も
- 詐欺業者に気をつける
商品の引き取りや納品は車がないと厳しいことも
家でできるシール貼りは、仕事に使う商品や資材をどのように運ぶかという問題が発生することもあります。
バイト先が商品を届け、完成品の回収も行ってくれるシステムであれば特に困ることはありません。
しかし、バイトをする人が自分でバイト先に商品を引き取りにいき、納品も自分でというパターンも。
商品の数量によっては、車など荷物を一気に運ぶ方法を持っていないと運搬するのが厳しいかもしれません。なお、商品が自宅に届くシール貼りのバイトもあります。
作業に必要なものは自宅に届いて、完成した後も自分で発送して納品完了です。この方法なら、荷物を直接運ぶ手間も時間もかかりません。
出来高制であることがほとんど
シール貼りのバイトは、出来高制であることがほとんどです。やればやっただけそれが収入につながることはメリットでもあります。
しかし、時給制と異なり、作業内容がダイレクトに反映されるため、例えばあまり調子が良くなくて作業がいつもより進まないときは、給料がそのままはっきり減ります。
良くも悪くも自分の作業効率に影響されやすい仕組みなので、注意が必要です。
事前に納期をよく確認する
作業を始める前に納期をよく確認することも大切です。シール貼りのバイトはだらだら進めてでき次第納品しても良いというわけではありません。
しっかり納期が設定されており、納期までに作業を完了させ商品を全て納めるのが前提です。
納期を事前に確認しないと、想定した作業スケジュールに無理が生じて、納期までの納品が難しくなる可能性もあります。
納期を破るとバイト先からの信頼性にも大きく関わります。納期は必ず把握しておきましょう。
納期がタイトな場合も
シール貼りのバイトは納期がタイトな場合もあります。納期までに十分な期間があれば、作業スケジュールも余裕をもって組めます。
しかし、そもそもの納期がタイトであれば、作業スケジュールも納期に合わせてタイトにせざるを得ません。
他の時間を削ってでもシール貼り作業をつくらなければ間に合わない可能性もあるので、納期がタイトなときは特にスケジュール管理に気をつけましょう。
詐欺業者に気をつける
シール貼りのバイトは誰でも手軽に働けるバイトなので人気があります。そのため、詐欺業者が混ざっている可能性もあり、注意が必要です。
シール貼りといいながら別の業務をさせられる、研修費や材料代などの名目でお金を要求されるなどの対応をされたら悪質な業者だと考えてください。
求人情報や口コミなども確認しながら、誠実なバイト先を見つけましょう。また、実績が豊富で信頼性の高い派遣会社・求人サイトなどを利用し、質の良い求人からバイト探しを行うのもひとつです。
シール貼りの内職についてよくある質問
最後に、シール貼りの内職に関してよくある質問とその回答を紹介します。シール貼りのバイトについて、何気ない疑問を持っている人もいるはず。
気になることはすべて解決し、すっきりした状態でバイト探しを始めましょう。
シール貼りの内職は高校生でもできる?
家でできるシール貼りバイトは、誰でもできます。もちろん高校生でも大丈夫です。
15歳になり初めての3月31日を超えたら、法律的に問題ありません。ただし、シール貼りバイトがメインになってしまい、学校のことが疎かにならないよう気をつけてくださいね。
シール貼りの内職は楽に稼げる?
シール貼りバイトは、楽な作業ではありますが、楽に稼げるというわけではありません。
先に述べたとおり、シール貼りバイトの作業単価は低いため、まとまった量の作業を行ったとしても、高額な収入にはつながりにくいと言えます。
外に出て働くバイトと同程度の稼ぎを得るのはかなり難しいと考えた方が良いでしょう。
シール貼りの内職は長期で働ける?
シール貼りバイトには短期と長期の両方があります。長期で働きたいなら、求人記事で雇用期間を確認し、長期で働ける人を募集している職場に応募してみましょう。
ただし、長期の場合も作業の頻度や数量は、常に一定を保っているとは限りません。忙しいときは作業が多くなるでしょう。
反対に、あまり作業が入らない時期もあるかもしれません。長期で働けるバイトを募集しているところを検討するなら、1ヶ月に大体どのくらいの作業があるのか、確認してみた方が良いでしょう。
シール貼りの仕事をお探しならテイケイワークス東京がおすすめ!
シール貼りの内職は自宅で手軽に行える反面、単価が低く思うように稼ぎにくいことも考えられます。収入の安定を求めるなら、派遣で勤務する形を検討してみませんか?
テイケイワークス東京は、物流・軽作業に特に強い派遣会社です。シール貼りのバイトは軽作業に当たるので、テイケイワークス東京の得意分野と言えます。
取引社数も累計登録者数も非常に多く、実績が豊富であることが大きな武器。学生・主婦・シニアなど、フルタイムで重労働をするのがなかなか難しい層も多数登録し、働いています。
未経験者OKの仕事、日払いの仕事など、気軽にできるバラエティ豊かなバイトが揃っているため、自分にマッチしやすい仕事を探せるでしょう。
なお、取り扱っている求人は主に関東エリアのものです。
シール貼り以外のおすすめ在宅ワーク
シール貼りの内職以外にも、自宅で気軽に始められる在宅ワークがたくさんあります。
空いた時間を有効活用したい方や、自分のペースで働きたい方にぴったりの選択肢が見つかるかもしれません。
ここでは、シール貼り以外のおすすめ在宅ワークをいくつか紹介します。興味のある分野や自分のスキルに合わせて、新しい働き方を探してみましょう。
袋詰めや仕分け作業
シール貼りの内職以外にも、袋詰めや仕分け作業が人気です。袋詰めでは、商品を指定された数量や組み合わせで袋に入れる作業が主です。
正確さと迅速さが求められるため、作業台の整理整頓や効率的な動線確保が重要です。一方、仕分け作業は商品の種類や特徴に応じて分類する仕事で、集中力と判断力が必要です。
あわせて読みたい
仕分け作業とは?応募前に知っておきたい5つのメリットデメリット
年々需要が増している仕分け作業の求人。シフトが柔軟に組めて時給も悪くないため、応募を検討したことがある人も多いのではないでしょうか? しかし、口コミではネガテ…
データ入力や文字起こし
データ入力や文字起こしは、パソコンを使用して行う代表的な在宅ワークです。データ入力では、紙の資料やPDFファイルの情報をExcelなどに入力します。
文字起こしは、音声や動画の内容をテキスト化する作業です。これらの仕事には、タイピングスキルとパソコンの基本操作が必要です。
報酬は作業量や難易度によって異なりますが、データ入力では1文字0.1〜0.3円程度、文字起こしは1分あたり100〜200円程度が相場です。
効率を上げるには、ショートカットキーの活用やタッチタイピングの習得が重要です。
あわせて読みたい
在宅のデータ入力の体験談!初心者におすすめのデータ入力とは?
在宅ワークのデータ入力を始めたいけど、「データ入力は実際どんな仕事なのか?」「初心者でも働けるのか」という疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでし…
あわせて読みたい
データ入力バイトは未経験でもできる?仕事内容やメリットをご紹介
「データ入力の仕事に興味があるが、パソコンに関する特別な技術が必要なのではと不安に感じている」「パソコンに関する知識があまりなくてもできるのか気になる」とい…
まとめ
家でできるシール貼りのバイトは、世代も経験もスキルも関係なく挑戦できる、入口が幅広い仕事です。
メリットが多い一方、人によってはネガティブな要素になる部分もあるので、実際に働く前に作業内容や仕事の流れなどを確認しましょう。
より安定した収入を求める方は、派遣などに登録して勤務するスタイルがおすすめです。自分のライフスタイルにあった働き方を見つけてみてください。