「派遣バイトって何を着ていけば良いの?」「”服装自由”って、本当に何でも良いの?」など、初めて派遣バイトを始める時に、何もかも分からなくて不安を抱えているという人は多いですよね。
本記事では、派遣登録会に行く場合の服装や髪型のポイントや注意点、派遣バイトの職種ごとに好まれる服装を徹底的に解説していきます。初めて派遣バイトをするから心配という方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
派遣バイトの登録会はどんな服装で行くのが良い?
派遣に登録した際に、まずは登録会への参加が必要になるところが多いです。しかし、登録会ではどんな服装をすれば良いのか悩んでしまう人は少なくないでしょう。まずは、派遣登録会とは何なのか、登録会ではどんな服装が良いのかについて解説していきます。
そもそも派遣登録会とは
派遣会社からアルバイトを紹介してもらうためには、派遣会社に登録をしなければなりません。その際に、派遣会社に登録するための面接・説明会のようなものに参加する必要があり、それを「登録会」や「派遣登録会」と呼びます。
派遣会社によってはWEB登録で完結するところもありますが、より自分に適した求人を紹介してもらうためには、派遣登録会に行ったほうが良いでしょう。また、登録したからと言ってすぐにバイトをしなければいけないというわけではありません。フリーターとして他にアルバイトをしている人などでも、別に短期でもう少し働きたいときなどに便利なので、とりあえず派遣の登録をしておく人もいます。
派遣バイトの応募~仕事完了の流れ
派遣会社に登録してからアルバイトを紹介され、バイト代を貰うまでの流れは下記の通りです。
1.登録会に参加し、プロフィール(氏名・住所・連絡先など)を登録する
2.派遣バイトの仕事内容や報酬を受け取るまでの流れの説明を受ける
3.担当者と面談し、働ける日や希望する職種・やりたくないこと等を伝える
4.担当者から仕事紹介の連絡を受ける
5.希望の条件と合えば仕事を受け、実際に働く
6.派遣会社に仕事の完了を伝え、報酬を受け取る
派遣会社により細部は異なりますが、基本的な流れはこのようになります。
派遣バイトの種類についてもっと知りたい方は、以下をチェックしてみてください。
派遣登録会はオフィスカジュアルで
派遣バイトの登録会は面接という側面もありますが、基本的には説明会に近いものと考えて良いです。就職面接ではないので、ある程度カジュアルな服装でも問題はありません。
実際に登録会ではTシャツにジーンズ姿の人なども見かけます。しかし、良い印象を与えるためには、オフィスカジュアルが良いでしょう。服装に悩む人は、もちろんスーツを着ていっても大丈夫です。
ただし、スーツは着慣れていないとどこかしら不自然に見えるので、普段スーツを着ない人であれば、無理をせず清潔感のあるカジュアルな服装が無難です。
https://twitter.com/osscro/status/1491679379444813828?
オフィスカジュアルとは
オフィスカジュアルとは、スーツほどはフォーマルで無いけれど、仕事の場に行っても問題ない程度のカジュアルさを持った服装を意味します。どこからどこまでがオフィスカジュアルなのかという明確な線引きはありません。
基本的には白・黒・ベージュ・ネイビーなどのベーシックな色合いでまとめたシャツ・パンツ(女性はスカートも)スタイルに、季節によりジャケットやカーディガンを合わせたような服装を想像していただければ良いです。オフィスカジュアルのポイントは下記の通りです。
・清潔感を意識する
・サイズが合っているものを選ぶ
・過度な露出を避ける
・職場の雰囲気に合わせる
仕事場に着ていく服装として違和感がなく、周囲の人に不快感を与えない格好であればオフィスカジュアルとして成立するでしょう。
「服装自由」でも要注意
派遣バイトによっては「服装自由」と記載されていることもありますが、本当に自由な格好をして良いのかと言うと、答えは「ノー」です。
派手すぎる格好や露出の多い服装、清潔感のない服装などは避けましょう。バイトと言えども仕事なので、ある程度清潔感のある服装を心掛けましょう。
また、派遣登録会も自由な服装では構いませんが、「服装自由」には常識の範囲を逸脱しない程度にしてください。派遣登録会は面接ではないとはいえ、派遣会社から見ればこれから働いてくれる人と初めて顔を合わせる場です。
そんな場面で「自由」と言われたからといって、常識外れの服装をしてくる人を信用して仕事を任せてくれるはずがありません。TPOに合った服装を選ぶようにしましょう。
派遣バイトの登録会での髪型・髪色は?
派遣登録会や派遣バイトをする際の服装について解説しましたが、髪型はどうすれば良いのでしょうか。ここでは、髪型や髪色についてご紹介します。
清潔感のある髪型がおすすめ
服装のところでも述べましたが、髪型についても清潔感が何よりも重要です。「清潔感」というと構えてしまいますが、まずは次のようなことを避ければ問題ないでしょう。
・伸びっぱなし
・数日洗ってない
・寝癖がついたまま
髪の毛は人の印象を大きく左右します。オシャレでなくても、相手に不快感・不信感を与えない程度に清潔な髪型にしておきましょう。
茶髪がダメな派遣会社もあるので注意
派遣会社によっては、茶髪や金髪を禁止している会社もあります。髪色を戻してまで働きたくない人は染髪禁止の会社を選ばなければ良いですが、しっかりと働きたいという人は黒く染めましょう。
黒染めが登録会に間に合わない場合には、仕事を始めるまでに髪色を黒にするという意志を担当者に伝えておくと良いです。
求人で髪色について記載されていなくても、明るめの髪色にしていると現場で「その髪は何?帰って良いよ」と言われることもあるようです。登録会では何も言われなくても、仕事の現場で服装や髪型を注意されることはあるので、注意してください。
また、派遣会社によっては派遣登録会で注意されることもあるので、外見に気をつけておくに越したことはないです。
小物やアクセサリーにも注意が必要
派遣登録会やバイトに行く際には、服装や髪型だけでなく、カバンやアクセサリーなどにも注意する必要があります。カバンはあまり派手なものではなく、シンプルなビジネスバッグを選ぶと悪い印象を与えることはないでしょう。
また、アクセサリーは、シンプルで控えめなものを選ぶと良いです。男性はアクセサリーはできるだけ控えたほうが安心でしょう。腕時計などは、派手なものでなければ問題はないので、ビジネスシーンに適したデザインのものを身に付けてみてください。
派遣バイトの職種ごとに好まれる服装は違う!
ここまで、派遣登録会や派遣バイトに行く際に適した服装について解説しましたが、派遣バイトの種類によって好まれる服装は異なります。バイトに行く時の服装・作業時の服装を職場別にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
オフィスワーク
派遣バイト先での仕事がオフィスワークの場合には、スーツやオフィスカジュアルを選びましょう。
派遣先のオフィスには来客などの可能性もあります。派遣会社に対するクレームが発生しないように、最初はスーツやしっかりしたオフィスカジュアルで行くのが良いです。
二度目以降は、派遣先のオフィスの人たちの服装を参考にして雰囲気に合った服装をチョイスすれば良いでしょう。
アパレル
アパレル系の職場に派遣される場合は、オフィスワークのようにしっかりとした服装にする必要はない場合がほとんどです。髪型も清潔感があれば特に制限はありません。
その代わり、派遣先のアパレルイメージにマッチした服装が求められることが多いです。そのブランドの服を自分で購入して着るのも良いでしょう。
工場
工場や倉庫でピッキングなどの軽作業をする場合や、Amazon倉庫などの大規模な倉庫内での倉庫作業などを行う仕事の場合は、スーツやオフィスカジュアルは適切ではありません。
上記のような職場では、次のような点に注意して服装を選んでください。
・肌の大きな露出を避ける
・作業場の環境(気温・湿度など)に合った服装を選ぶ
・動きやすい
また、職場で作業着に着替えて働く場合には、出勤時の服装は細かく指定されないことが多いので、ある程度までなら自由な服装で大丈夫です。荷物を減らすために最初から作業着で行く人もいますが、仕事で汚れる場合などは作業着と出勤時の服を分けておいたほうが安心です。制服に着替えるバイトでは、着替えやすい服を着ていくと良いでしょう。
派遣バイトをするときの服装選びのポイント
制服や作業着の貸し出しをしている職場では、服装を自分で選ぶ必要はないので、服装選びに悩むことは少ないでしょう。制服がある場合や服装の指定がある場合には、きちんと指示に従ってください。
自分で服装を選ぶのに悩んだ時には、次のポイントを意識すると良いです。
・清潔感のある格好をする(汚れ・シワ・ボロボロなものはNG)
・動きやすい服装にする
・職場に合った格好をする
・注意された場合はすぐに改める
自分の服装のセンスに自信がない人は、身近な人にアドバイスを求めると安心です。自分は服装に無頓着な自覚がある人は、「とりあえず派遣バイト(登録会)に行く服はこれで良いのか」を、第三者に冷静な目で見てもらうことをおすすめします。
派遣バイトの服装に関するよくある質問
最後に、派遣バイトの服装に関するよくある質問にまとめてお答えしていきます。記事を読んでもまだ疑問が残るという方は、ぜひ参考にしてみてください。
派遣バイトの登録会への持ち物は?
派遣会社によって必要な持ち物に多少の違いがあるので、ここでは派遣登録会に持っていくべき一般的な持ち物について解説します。
・身分証明書
運転免許証・パスポート・学生証など顔写真付きの確認書類が良いですが、住民票の写しや保険証などでも認めてくれる会社もあります。身分を証明できるものを、事前に用意しておいてください。
・マイナンバー
派遣会社は派遣スタッフのマイナンバーを知っておくことを法律によって義務付けられています。登録会には自身のマイナンバーが確認できる書類を持参しましょう。
・印鑑・振込先情報
バイト代を振り込んでもらうための口座とその振込先の情報が必要です。印鑑とバイト代の振込先の情報が分かるもの、例えば通帳やキャッシュカードなどを持参しましょう。
・スマートフォンやスケジュール帳
登録をした後に就業可能な日数や曜日を確認されることがあるので、自身のスケジュールを管理するために使っているスマートフォンやスケジュール帳を忘れずに持っていってください。スマートフォンの場合は電池残量にも注意が必要です。
・筆記用具
会社によりますが、自分の筆記用具を持っていかなければならない場合は持っていきましょう。また、特に言われていない場合でもボールペンくらいは用意していくほうが、もしもの時にも安心です。メモ帳と筆記用具をセットで持っていくと、覚えておきたい内容をすぐにメモしておけます。
・履歴書、証明写真
履歴書や証明写真は必要のない場合も多いですが、一応用意しておくと安心です。WEBで履歴書の内容を入力するなどの方法を取っている派遣会社もあるので、ホームページなどをチェックして確認しておくと良いでしょう。
面接のコツについてもっと知りたい方は、以下をチェックしてみてください。
夏や冬の服装の選び方は?
季節によって適切な服装は異なるので、ここで詳しく見ていきましょう。
・夏の服装
夏は暑いので、ジャケットやネクタイをしなくても問題ありません。しかし、シャツだけだと、男性はシャツの襟元からインナーが見えてしまったり、女性はインナーの色が透けたりしてしまうことも多いので、注意してください。また、暑いからといって露出をしすぎると、だらしない印象を与えてしまうため、気を付けるようにしましょう。
・冬の服装
冬は寒いので、外出する際はマフラーやコートなどの防寒着を身に付けます。その際には、あまりに華美な色・デザインのものは避けた方が無難でしょう。
働くバイトによって異なりますが、外で働くような場合は動きやすさを意識して着込んでおくといいでしょう。
派遣や単発バイトではネイルをしていても良い?
派遣登録会では、派手なネイルでなければ問題ありません。手元は書類を渡したりする際にどうしても目に入るので、色やデザインが派手なものは避けるようにしましょう。また、アパレル系やオフィス系のバイトであれば、バイトの時にネイルをしていても問題ないというところが多いです。しかし、工場や倉庫で働く場合は、ネイルが禁止されているところも多いので、注意してください。
まとめ
この記事では、派遣登録会や派遣バイトに行く際に適した服装について解説していきました。
派遣バイトの登録会では、必ずしもスーツを着る必要はありませんが、清潔感のある常識的な服装を心掛けることが大切です。
この記事でご紹介したような格好であれば、身だしなみを理由に登録を断られることはないのでご安心ください。また、派遣バイトの職種によって好まれる服装が異なるため、自分の働きたい職種に合った服装を用意しておくと良いでしょう。