バイトを始めたいと考えている人の中には、週一だけ働きたいという人も一定数いるでしょう。しかし、「働く日数が少ないことでバイト先に迷惑をかけるのではないか」「そもそも週一のバイトを希望して雇ってもらえるのか」など、さまざまな疑問・不安で踏み出せない状態の人もいるかもしれません。
そこで本記事では、週一のバイトを探すのが難しい理由や、週一で働きやすい仕事、おすすめの派遣業者などを解説します。
週一のバイトをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
週一のバイトは周りの人の迷惑になる?
週一のバイトをしたいと考える一方で、「もしかしたら周りの人の迷惑になる?」と気になっている人もいるでしょう。周囲に迷惑をかけてしまうことが心配で、なかなかバイトを始められないという人もいるかもしれません。
結論からいえば、周りの人が週一バイトをどう感じるかは、バイト先の環境やバイトの内容などによって異なります。
週一で働く人が珍しくないバイトもあれば、週一のバイトは正直扱い辛いととらえるバイトも存在するでしょう。そしてそもそも、週一でできるバイトはあまり多いわけではないという問題もあります。
週一〜週二のバイトを探すのは難しい
週一〜週二のバイトを探すこと自体が難しいという点は、バイト探しをする上で留意しておいた方がいいでしょう。
ここでは、週一〜週二のバイト探しの難しさについて、詳しく説明します。
週一で働けるバイトは少ない
週一のバイトを探すことが難しい大きな理由は、単刀直入にいうと、そのような条件で働けるバイト求人自体が少ないからです。
バイトを募集している職場は、基本的に人手が足りていない状況だと考えられます。週一のバイトで間に合う程度の人手不足であれば、現在のスタッフでやりくりできないこともないはずです。
つまり、求人募集をかけているということは、ある程度深刻に人手が足りておらず、それなりの頻度でシフトに入れるバイトを求めているということです。実際、週三〜四日からなどのバイト募集は件数が多いのに対し、週1からOKのバイトはそれほど件数が充実しているわけではありません。
後からシフトを増やされる可能性がある
面接時に週一でもOKと言われていたとしても、後からシフトを増やしてほしいといわれる可能性があります。バイト先がまず優先したいのは人員の確保です。全く誰も雇用できないよりは、週一希望の人にバイトしてもらった方が人手としては助かります。
また、取り敢えず採用してしまえば、多少の無理は聞き入れてもらえるだろうという想定もあるでしょう。
しかし、どうしても週一~二しかバイトに入れない人もいるはずです。そのような場合は、バイト先の要求には応えられないため、採用されたものの申し訳なく感じて働きづらい事もあるかもしれません。
週一OKでも多く入れる人が選ばれやすい
週一OKという条件で募集されていても、多くシフトに入れる人の方が優先されることはよくあります。週一OKだからといって、その条件で必ず雇ってもらえるわけではありません。週一希望を理由に応募を断るわけではないというだけで、よりバイト先にとって良い条件で働いてくれる人がいれば、そちらを優先するのは当たり前といえます。
週一のみでバイト希望の人と、週三〜四入れる人なら、多く働ける後者を採用するでしょう。
特に競争率が高いバイトなどは、週一希望だと採用されることが難しいかもしれません。
週一からでも働けるバイトの特徴
週一OKのバイト先は充実しているわけではありませんが、もちろん存在します。
ここからは、週一からでも働けるバイトの特徴を見ていきましょう。
週一からOKのバイト募集を見つけたら、次のような特徴があるかもしれないことを念頭に置いた上で、応募するか考えてみてください。
働いている人が多い
週一からでも働けるバイトは、バイト先の人手が多いという特徴がよく見られます。バイト先で働いている人が少ないと、週一で働ける人を雇ったところで、人手不足の状況はそれほど改善されません。そのため、ある程度まとまった日数でバイトに入れる人が望まれやすいでしょう。
しかし、働いている人が多いバイト先は、ギリギリの人数で回しているわけではありません。人数に余裕があるので、週一のみ希望の人でも採用されやすいと言えます。このようなバイト先は、シフトの融通がききやすいこともポイントです。
仕事内容がきつい
仕事内容がきついことも、週一から働けるバイト先によく見られる特徴です。きつい仕事はバイトを雇ってもすぐ離職してしまい、なかなか人が居つかないことも多いのです。そのため、バイトに入れる回数が少なくても、取り敢えず人手を確保することを最優先として、週一からのバイトも雇用する場合があります。このようなバイト先は、常に人手が足りないため、常時バイト募集が行われている(求人が長期間掲載され続けている)などの特徴も見られます。
このような仕事は、週一での勤務が決まったとしても仕事内容のきつさから続けることが難しいこともあるため、応募の際は注意しましょう。
土日に入れる人が少ない
平日よりも土日の方が忙しいバイトもあります。例えば、ショッピングスポット内の店舗や飲食店などは、土日に来店者が増えるため、忙しい傾向にあるでしょう。このようなバイト先では、週一だけ働きたいという人も、土日にシフトを入れることが可能であれば非常に重宝されます。
バイトのシフトに多く入れる人でも、「土日は休みたい」と希望することは少なくありません。そのため、頻度が少なくても土日のみバイトに入れる人などは、それはそれで需要が高いと言えます。
早朝・深夜で人が入れない
バイトを最も確保しにくい時間帯が、早朝・深夜となっています。
基本的には午前中から夜までのバイトを希望する人が多いので、早朝・深夜は手薄になりがちです。24時間稼働・営業しているところでは、その時間帯のバイト確保に苦慮している可能性が高いでしょう。
そのため、早朝・深夜にシフトに入れるなら、週一からでも採用しているバイト先もあります。また、深夜は日中より時給が良い傾向にあるため、稼ぎたい人にもおすすめです。
パート・主婦が多い
パート・主婦が多い職場も、週一からのバイトを採用していることが多いです。パート・主婦は基本的に、家庭を優先にしながら合間の時間で働くというスタイルが多くなっています。そのため、子どもが幼稚園・保育園・学校などから帰ってくる時間帯以降は働かないという人もいるでしょう。つまり、フルタイムでシフトに入れる人が少ないということです。例えば、パート・主婦が少なくなって手薄になる時間帯に入れる人、日数は少なくてもフルタイムで働ける人などは、週一からでも採用されやすいといえます。
資格を取得する必要がある
資格を取得する必要があるバイトも、週一から働ける可能性があります。
資格取得者は少なく、バイトを集めるのは簡単ではありません。そのため、バイト先としてはたとえ週一しか働けなくても、取り敢えず確保したい人材であることが多いのです。
資格が難関であればあるほど、その傾向は顕著になります。資格を有している人は、その資格をいかせるバイトを探せば、週一からでもOKの求人を見つけやすいでしょう。
週一でも迷惑にならない働き方は?
できれば周りに迷惑をかけず、自分も周囲の人も気持ち良くいられるような働き方がしたいと考える人は多いでしょう。次のような働き方は、周りに迷惑をかけない働き方として代表的です。
・単発バイト
・在宅ワーク
この2つの働き方について、詳しく見ていきましょう。
単発バイト
単発バイトは、その名の通り単発的に発生するバイトのことです。募集先が単発前提でバイト募集をするため、週一で働きたい人でも迷惑がられることはまずありません。また、同じく単発バイトで働いている人が職場に複数いることもあるため、その職場をよく知らない人や慣れていない人でも、働きやすい雰囲気があるでしょう。
ただし、単発バイトはいつも同じような頻度で募集がかけられるとは限りません。働きたいと思ったタイミングで希望の単発バイトがないこともあります。
在宅ワーク
在宅ワークは、自分の家でできる仕事のことです。例えばパソコンを使った仕事、自宅で可能な軽作業などが挙げられます。
在宅ワークの種類や勤務形態にもよりますが、勤務時間が定められているバイトでなければ、家事の合間や暇な時間など、自分の好きなタイミングで隙間時間などを利用しながら働けるメリットがあります。また、通勤の必要がないことなども魅力です。
ただし、在宅ワークできる職種はある程度限られています。また、資格や専門的なスキルが必要な仕事も多いため、職種によっては誰でもできるわけにはいかないかもしれません。
週一で働きたい人には派遣バイトがおすすめ
単発バイトは週一からという働き方に合致するものではありますが、毎回応募するのも大変でしょう。そこでおすすめなのが派遣バイトです。派遣会社に登録を行えば、募集案件に自由に応募できるというものです。
業務内容も多岐に渡り、在宅でできる案件が募集されていることもあります。自由な働き方ができることが大きな魅力です。
記事の最後におすすめの派遣会社についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
週一から働ける人気のバイト8選
それでは、週一から働ける人気のバイトを紹介します。次に挙げるバイトは単発的に募集されることも多いので、無理なく週一から働ける仕事といえるでしょう。
軽作業
軽作業はバイトの中でも定番の1つです。
検品・組み立て・袋詰め・運搬・在庫チェックなど、軽微な作業を行います。仕事内容が簡単で、誰でもすぐに覚えられることも特徴です。軽作業は個人で行う業務も多く、連続した日数での対応が必要ない、都度完結するような内容が多めとなっています。そのため、週一など単発のバイトでも問題ないのです。
実際、軽作業のバイト求人では、週一からでも歓迎としているものが多く見られます。また、案件によっては時給が高めのものもあり、効率的に稼ぎたい人にも適しているでしょう。
交通誘導
交通誘導は、道路など指定された場所で、歩行者・車両などを誘導する仕事です。
例えば、工事で一部の道路を通行止めにしている場合などには交通誘導が必要となります。また、イベント開催などで通常より多くの交通量が予想される場所に、交通誘導が設けられることも多いでしょう。
交通誘導は特別なスキルが必要なわけではありませんが、現場の状況を把握し、的確に交通整理を行うため、判断力の高さは求められます。
警備員
警備員は対象の場所の警備を行う仕事です。異常が発生していないか、不審者の侵入がないかなど、対象の場所の環境を維持するため、定期的な見回りを行います。また、人の出入りが発生する場所においては、訪れた人のチェックなどを行うこともあるでしょう。
異常や不審な事象が発生した場合、先に立って対応する職種なので、正義感・責任感・体力などは必須です。また、ルールに従って行う仕事であるため、規律正しく動けることも大切となります。
試験監督
試験監督は、各種試験に立ち合い、会場内の見回りや受験者のチェックなど、監督業務を行うバイトです。
試験自体、開催日が1日のみであることも多いため、週一からのバイトがしやすい仕事といえます。専門的な知識や技術は必要ないため誰でも働けますが、受験者が不正を行わないよう逐次監視を行うため、緊張感があり、責任が大きい仕事です。また、静かな環境で長時間を過ごすため、そういった状態で働くのが苦手な人は苦痛に感じることもあるかもしれません。
データ入力
データ入力は、指定されたデータをパソコンなどで入力する仕事です。基本的なパソコン操作ができれば、特別なスキルは必要なく誰でも行えます。軽作業と同じく、個人作業がメインであり、その都度仕事が完結するため、単発で働きやすいバイトです。
人気のバイトである一方、ひたすらデータ入力を続けるという業務内容を退屈と感じる人もおり、向き不向きは分かれます。
引っ越しスタッフ
引っ越しスタッフは、個人の住居やオフィスなどの引っ越し作業を行うバイトのことです。依頼元の規模などにもよりますが、基本的には1日、長くても数日で作業が完了することがほとんどなので、週一からでも働きやすいといえます。
業務内容は、荷物の運び出しや運び込みです。重い荷物を持つことも考えられるため、足腰や体力に自信がある人向けの仕事でしょう。また、業務内容から男性に人気があります。
イベントスタッフ
イベントスタッフも週一から働きやすい現場の1つです。イベントはそれぞれ開催期間が異なりますが、長めに開催するものでも1週間程度でしょう。ほとんどのイベントは、1日もしくは数日間の短期開催です。そのため、1日だけ働くというスタイルは全く珍しくありません。
業務内容もイベントによって異なり、会場設営・機材の搬入搬出・来場者整理・受付対応・物販対応・駐車場整理など多岐に渡ります。
コールセンタースタッフ
コールセンタースタッフも週一から働きやすいバイトです。
コールセンターは受電・架電を行うことが主な業務(どちらが多いかは職場により異なります)。電話を介して人とコミュニケーションをとる時間が多く、中にはクレームなど難しい電話に対応することもあります。そのため、人によって向き不向きが大きく分かれがちであり、早期に離職する人も多く、人手不足な職場が多いのです。したがって、人材確保のために週一からでもOKとしている求人が多く見られます。なお、コールセンターは時給が一般的なバイトより高額な傾向にあるため、収入を重視したい人にもおすすめです。
求人数が多いため、ある程度職場の選択肢が幅広いといえるでしょう。
週一バイトを探すのにおすすめの派遣会社
最後に、週一バイトを探す際におすすめの派遣会社をご紹介します。
運営会社・求人数・得意な職種などを確認し、自分に合ったバイトを探せそうな派遣会社をチェックしてみましょう。
派遣会社名 | 得意な職種 |
テイケイワークス東京 | 軽作業、物流関係 |
ランスタッド | 工場、製造、軽作業、事務 |
テンプスタッフ | 軽作業、事務 |
テイケイワークス東京
運営会社 | テイケイワークス東京株式会社 |
得意な職種 | 軽作業、物流関係 |
テイケイワークス東京は、関東・東海エリアの派遣案件を多数取り扱っている派遣会社です。物量倉庫管理や軽作業などの業務を中心に、IT業務、メディカル業務、オフィスワークなど、幅広い種類の仕事がラインナップしています。
週一で働くことのできる仕事も多いため、週一でのバイトをお探しの方はぜひ登録してみてください。登録した翌日からの勤務も可能となっており、スピーディーに働き始めることができます。
ランスタッド
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
得意な職種 | 工場、製造、軽作業、事務 |
ランスタッドは、多様な種類の派遣案件を取り扱う派遣会社です。世界的な規模を誇る業者であり、本社のオランダを始め、世界中に数多くの拠点を持っています。グローバル人材の求人も多く取り扱っているため、英語ができる方は有効活用できるのではないでしょうか。
テンプスタッフ
運営会社 | パーソルテンプスタッフ |
得意な職種 | 事務、軽作業 |
テンプスタッフは、CMなどでおなじみの大手派遣業者です。業界最大級の求人数を誇り、全国各地の派遣案件を探せます。また、取り扱っている業種が幅広いことも特徴です。
福利厚生やスキルアップのためのサポートも充実しており、本格的に就職活動を始めたい方にもおすすめの会社です。
まとめ
たくさんシフトに入って働きたい!という人が多い中、週一だけという働き方は手軽に実現できるとまでは言い難いですが、決して不可能ではありません。
単発・在宅ワークを選ぶ、週一から働きやすい仕事を選ぶ、派遣業者を利用するなど、工夫次第で週一からのバイトはかないます。
自分の希望する働き方を実現するにはどのような仕事を意識すればいいのか、どのようなサイトを活用すればいいか、この記事を参考に考えてみてくださいね。