スケジュールに合わせて好きなタイミングに好きな期間だけ働ける短期バイトは、高校生や大学生、主婦、フリーター、ダブルワークをしたい社会人など、さまざまな人から人気があります。
しかし、短期バイトは種類が多く、どのバイトが良いのか分からないと悩む人も多いでしょう。そこで今回は、単発・短期バイトのおすすめ人気ランキングをご紹介します。短期バイトのメリットや選び方、人気の派遣会社なども合わせて解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそも人気の短期バイトとは
短期バイトはその名の通り、数日から数週間程度のみ契約をして短期間で働くことです。一般的に3ヶ月以内のアルバイトを短期バイトということが多いですが、具体的な期間は求人によって異なります。
週末の2日間だけなど、自分の空いた時間だけ働くことができるので、平日は学校や部活で忙しい高校生や大学生、家事・育児との両立が大変な主婦などにも人気の働き方です。
職種は、工場での軽作業から事務などのオフィスワークまでざまざまなので、自分に合ったバイトを見つけられるでしょう。
単発バイトとの違い
短期バイトと似た言葉として「単発バイト」もあります。短期バイトと意味合いとしては近いですが、勤務期間によって差別化されていることが多いです。先ほど、短期バイトは一般的に3ヶ月以内のアルバイトを指すと解説しましたが、単発バイトは1日から1週間程度の期間だけ働くバイトを指す傾向にあります。
単発バイトの勤務期間も求人によって異なるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
単発・短期バイトにはメリットがたくさん
単発・短期バイトにはさまざまなメリットがあります。主にメリットとして挙げられるのは、以下のような点です。
- バイト初心者や未経験者でも働きやすい
- 自分のライフスタイルに合った働き方ができる
- すぐに働き始められる
- 人間関係で悩む必要がない
- 給料がすぐに貰える
長期バイトは、長期間働けてできるだけたくさんシフトに入ってくれる人材を必要としているため、面接で「週何回以上働けるか」といったシフトに関する質問をされることも多いです。しかし、忙しくて週に1日程度しか入れない、どのくらい入れるか分からないとなると、採用をしてもらえない可能性も少なくありません。
しかし、短期バイトはその期間だけ働ける人を求めているので、求人で募集されている期間だけスケジュールを空けられれば採用されやすいですし、すぐに働き始められます。短期バイトは研修をしなくてもすぐに働けるように、単純作業を任せられることが多いです。そのため、バイトをしたことがない初心者でも働きやすく、未経験の職種にも挑戦しやすいといえるでしょう。
また、短期バイトは苦手な上司がいたとしても契約期間だけ働けばもう行く必要がありませんし、人間関係がさっぱりしているのもメリットでしょう。
単発・短期バイトのおすすめ人気ランキング16選!
それでは、単発・短期バイトのおすすめの職種について見ていきましょう。短期バイトとして人気のある職種16種類をランキング形式でご紹介するので、仕事選びの参考にしてみてください。
1位:シール貼り
商品のラベルを貼り付けたり、顧客に送るダイレクトメールの宛名を封筒に貼り付けたりするのが、シール貼りの仕事です。集中力を要しますが、肉体的な負担はありません。座り作業で体への負担が少なく、「単純作業で楽」という声も多いことから、人気がある仕事として注目されています。
単純作業で初心者でも働きやすく、体力仕事や力仕事が苦手な方や女性に人気がある短期バイトです。
2位:データ入力
データ入力は、顧客リストのデータ化や議事録のまとめなどが主な仕事になります。ある程度のパソコンスキルを求められますが、複雑な操作はなく、基本的なWord、Excelの知識があれば十分です。
求められるのはスピードと正確さで、入力ミスがないほど雇用主に重宝されるでしょう。
オフィスワークなので、季節に左右されずに空調の効いた部屋で仕事ができます。在宅バイトであれば服装・髪型自由ですが、オフィスに行く場合は服装や髪型にある程度の規定があります。
オフィスに行く場合は会社の勤務時間に合わせて働くので土日勤務ができるところが少なく、平日に働きたい人におすすめです。
3位:試験監督
試験監督は、模擬試験や資格・検定試験の監督をする仕事です。試験前の諸注意を促してから、問題・解答用紙を配布し、試験中に不正行為がないかを監視します。試験が終われば用紙を回収するというシンプルな作業です。
体力を全く必要としない業務なので、女性にとっても嬉しい仕事です。また、 試験は休日に実施されるので、ダブルワークや時間を有効利用したい人にもおすすめできます。
仕事内容についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
4位:治験
治験は、新薬・新種の検査薬・治療法の臨床試験の被験者となるバイトです。
治験には、薬を投与した後に通院しながら経過をチェックする「通院パターン」と、入院して行動を制限した上で長期的に経過をチェックする「入院パターン」の2つの方法があります。
高額な報酬を貰えることから人気のバイトではありますが、誰でも被験者になれるわけではありません。被験者となるにはある程度の健康状態が求められているので、不健康な方は断られる場合もあるようです。
通院パターンでは3万円〜5万円程度が相場ですが、入院パターンは20〜50万という高額な報酬も珍しくありません。
5位:ドライバー
ドライバーの仕事は、全国を跨ぐような長距離ドライバーではなく、小型のトラックを使ってのルート配送となります。出発点となる職場から、指定されたエリアを回って荷物を集荷したり届けたりするのが主な仕事内容です。
必要なのは普通運転免許だけなので、免許さえ持っていれば誰でも始められます。ドライバーとして経験を積めば、他の職場で働くときにも経験が生かせるでしょう。
比較的時給も高いバイトのため、とにかく稼ぎたい という人におすすめです。
6位:商品カウント
商品カウントは、大型ショッピングセンターの食品コーナー、コンビニ、ドラッグストアなどに陳列されている商品全ての在庫数を把握する仕事です。当然目視でカウントするわけではなく、商品バーコードを読み取ってカウントするので、単純作業ではありますが根気がいります。
接客することはなく、同僚同士でも綿密なコミュニケーションも必要としないので、人間関係を気にすることなく働けるでしょう。
商品カウントは店の営業時間外に行われるため、夜間勤務の募集が多く、日中に授業のある学生や家事と両立したい主婦におすすめです。
7位:チラシ・サンプル配布
チラシ・サンプル配布は、人通りの多い駅前、商店街、大型商業施設の前に立って通行人に広告チラシや試供品を配る仕事です。コミュニケーション能力や無視されても動じないメンタルが求められます。
交通費支給、即日払いの職場が多いので、急な出費に対応したい人におすすめです。スキマ時間にしっかり稼ぎたい、人と関わることが好き、そんな人に最適な仕事といえるでしょう。
8位:交通量調査
交通量調査は、指定の交差点・道路の脇に座って、通行する車や人の量を数えていく仕事です。道路工事前や建築工事の事前・事後調査として行われています。車の車種や色、人の場合は年齢、性別を分けてカウントすることもあるため、意外と集中力も必要な仕事です。
交通量調査も、ほぼコミュニケーションを必要としません。人間関係を気にせず、黙々と仕事に打ち込めるでしょう。交通量が多い場所や空港に近い場所は時給が高いので、効率良く稼ぎたい方は狙い目です。
9位:フォークリフト
フォークリフトは、荷物の出し入れに用いられることが多く、倉庫内作業で非常に重宝される仕事です。運転には資格が必要で、講習を受けなければいけませんが、資格さえ持っていれば働けます。資格が必要な分、時給が高めに設定されているところも多いので、高時給のバイトを探している人におすすめです。フォークリフトの資格取得をバックアップしている会社もあるので、短期バイトを始める前に取得すると高い時給で働けます。
短時間・短期で募集している職場が多く、1日3〜5時間だけ働けるところもあります。スキマ時間を有効に使える仕事といって良いでしょう。
10位:倉庫管理
ピッキング・仕分け・検品・梱包を行う作業員に指示を送るのが倉庫管理の仕事です。適度な人員を各場所に配置しなければいけないので、スケジュール管理やスタッフ教育も管理者としての仕事に含まれます。
経験者としての経験が必須の仕事で、倉庫内のことを把握しなければ管理者は務まりません。しかし、管理者として働けば軽作業スタッフよりも時給が高くなるでしょう。これまでに倉庫管理の経験がある方は、検討してみてください。
11位:コールセンター
コールセンターの仕事は、「インバウンド」と「アウトバウンド」の2種類があります。かかってきた電話に対応する、クレーム処理を行うのが、「インバウンド」と呼ばれる問い合わせ対応専門のコールセンターです。一方で、自ら電話をかけて、相手に対して商品の購入やサービスの購入を促すのが「アウトバウンド」です。
どちらも初心者には難しそうですが、マニュアルを完備している会社がほとんどなので、それに従っていれば問題なく業務をこなせるでしょう。
また、各チームごとにスーパーバイザーを配置しているので、トラブルがあった際は対応してくれます。女性が多いイメージがありますが、男女比は6:4程度です。
社会人になる前の若い人にとっては、敬語対応を勉強する機会になります。日常ではなかなか身につかないビジネス用の敬語も、さまざまなお客さんに対応することで身についていくでしょう。
12位:軽作業スタッフ
工場や倉庫などで、ピッキング、仕分け、検品、梱包などの仕事を行うのが軽作業です。それぞれのポジションごとに募集されていることもあれば、採用された後に割り振られることもあります。職場によっては、全ての作業を行う場合もあるため、求人で仕事内容を確認しておきましょう。
人材募集が非常に多いので、いつでも始められるのが特徴です。軽作業はきつく、女性には向かないイメージがあるかもしれませんが、必ずしも体力勝負というわけではありません。
アパレル、雑貨、医療器具から食品まで、取り扱う商品は職場によってさまざまなので、小さい商品を取り扱っているところであれば荷物を運ぶ際にも力を必要としません。力が必要なポジションは男性が担当することがほとんどですが、不安な方は取り扱っている商品も確認してみてください。
また、繁忙期には時給アップを行っている会社があるため、高収入を目指すなら夏や年末年始が狙い目です。シフトの自由度も高く、スケジュールが組みやすいことからも主婦、社会人のダブルワーク、大学生に人気があります。
13位:アプリ・ゲームの動作チェック
スマホのアプリやゲームの動作チェックをして、商品サービスが世に出る前に不具合を解消する仕事です。アプリ・ゲームを立ち上げて一通り操作しておしまい、というわけではなく、何度も何度も同じ動作を繰り返して不具合が出ないのかをチェックします。
1日平均7時間程度は、ひたすらスマホを弄っている仕事になります。商品が世に出る前にプレイできることから、ゲーム好きな方からの人気が高いですが、自分で好きなようにプレイできるわけではないという点に注意してください。
コミュニケーションが苦手な人でも黙々と作業に没頭できます。体力を必要としないので肉体労働が苦手な方に向いています。集中力と細かいミスを見つけることが得意な人におすすめです。
14位:洗い場
飲食店などで使用済みの食器を洗う仕事です。以前までは全て手洗いをしているところが多かったですが、現在は手洗いするのは脂分の多い料理を乗せたお皿だけで、大抵は全自動の初期洗い機を使用するというところが多いです。そのため、作業自体はさほど辛いものじゃありません。洗ったお皿は乾燥機にかけて、元の場所に戻すまでが仕事になります。
黙々と作業できて良いといった声も見られましたが、手が荒れすぎて続けられなかった、ランチタイムは忙しすぎて大変といった声も多く見られました。
15位:食品製造・販売
食品製造・販売は、工場でベルトコンベアから流れてくるお弁当などの商品の盛り付けをして、販売を行う仕事です。流れ作業の中で調理された惣菜をお弁当に入れ、重さの計量を行ったりします。
流れ作業となる製造ラインはマニュアルが完備されているので、これに従っていけばすぐに仕事を覚えることができ、初心者でも全く問題ありません。働き始めは“補助”として簡単な仕事からやらせてもらえるため、経験がなくても始められます。
食品を取り扱うので、身だしなみを整え、エプロン、帽子、マスク、手袋を着用して作業しなければいけません。
また、作り終えたお弁当や惣菜を販売するのも仕事です。接客やレジ打ちも仕事に含まれます。
16位:引っ越し作業
引越し時の家具・家電などのトラックへの積み込み、積み下ろし、搬出がメインの仕事です。企業の引っ越しを請け負う場合は、オフィス機器、精密機器の搬入・搬出を行います。3〜4月が繁忙期で、この時期は爆発的に人材募集が増える傾向です。
最近では引っ越し作業のバイトを行う女性も多く、主に食器、ワレモノの梱包を担当します。肉体労働なので体力的にきついという意見も多いですが、女性でも働くことは可能です。
また、体力的にキツいことに間違いはありませんが、同時に時給が高いというメリットもあります。時給は高いです。
単発・短期バイトの雇用形態
単発・短期バイトを探す際に、どこから探せば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは、求人サイトから直接企業に応募する方法と派遣会社を通じて応募する方法について解説していきます。それぞれの違いを見ていきましょう。
直接雇用
直接雇用は、求人サイトなどから短期バイトを募集している企業に応募して、企業と直接雇用契約を結ぶ方法です。短期バイトの場合は働くたびに履歴書の提出や面接が求められるため、採用されるまでに時間と手間がかかるというデメリットがあります。そのため、長期バイトではこの方法でバイトを探すのが一般的ですが、短期バイトで繰り返し働いていきたいという人にはあまりおすすめできません。
派遣会社
短期バイトを探す一般的な方法として挙げられるのが、派遣会社を通じて求人探し・応募などを行う方法です。派遣会社を通じて応募する方法では、まず派遣会社への登録を行います。
細かい要件は派遣会社によって異なりますが、面接・履歴書の提出は派遣会社への登録時のみで、求人に応募するときは必要ないというところも多いです。そのため、短期バイトを探すときに毎回履歴書の提出や面接が求められることがなく、スムーズにバイトを始められるというメリットがあります。
さらに、担当者に「どんな仕事をどんな条件でしたいのか」を伝えておけば、条件に合った求人を紹介してもらえます。短期バイトを探す手間を省けるのもメリットといえるでしょう。
単発・短期バイトの選び方
おすすめの人気短期バイトや雇用形態について見たところで、ここからは短期バイトを選ぶ際のポイントについて解説していきます。
支払い形態
短期バイトと聞くと、「給料は日払い」と思ってしまうかもしれませんが、実はそうではありません。短期バイトでも、給料は週払いや月払いというケースは珍しくないのです。
給料をその日のうちに払ってほしいという人は、求人の中から「給料の支払い形態」を確認しましょう。「日払い」と書かれていても、その日に給料がもらえるとは限らないので、注意が必要です。日払いは、給与計算の際に1日単位で計算するというだけなので、支払いは翌月の可能性もあります。
働いたその日に給料がほしい方は、給料の支払い形態が「即日払い」になっている仕事を選ぶと良いです。
勤務地
短期バイトでは、基本的に交通費支給とされていますが、中には支給されないところもあります。交通費が支払われないと、その日の給料の大部分が交通費に持っていかれてしまったというケースも起こりえます。
勤務地が遠いバイトに応募する場合や、電車賃などが高くなる場合などは、特に交通費の有無や支給条件をチェックしておく必要があるでしょう。
求人によっては、送迎バスなどが用意されていて通常よりも通いやすくなっているという短期バイトもあるため、その辺もチェックしておくとより良いです。
単発・短期バイト探しにおすすめの人気派遣会社
これまでに解説した通り、派遣会社に登録をすれば、短期バイトを始めやすくなります。短期バイトを始めたいと思ったら、まずは派遣会社への登録をしましょう。
ここからは、短期バイトを始める際におすすめの派遣会社をご紹介します。
テイケイワークス東京
運営会社 |
テイケイワークス東京株式会社 |
得意な職種 |
軽作業、物流関係 |
登録をしたら最短翌日から働けるため、すぐに働きたいと考えている人におすすめです。倉庫内作業やライン作業などが多いですが、軽作業系も豊富なので男性だけでなく、女性も無理なく働けます。特に関東近郊の案件が多いため、関東で軽作業バイトを探している人に特におすすめです。
初勤務時に特別手当を支給しているため、少しでも稼ぎたいという人は、登録を検討してみてください。
フルキャスト
運営会社 |
株式会社フルキャスト |
得意な職種 |
軽作業、飲食、小売、宿泊業、オフィスワーク、コールセンター、イベント・キャンペーン |
知名度がとても高く、多くの人から支持されている派遣会社です。「即給サービス」という事実上の前払いサービスがあるので、今すぐお金が必要な人にもおすすめできます。
登録するために支店に行く必要がなく、WEB上で名前、住所、電話番号などを入力すれば完了です。説明会が面倒、とりあえず登録しておきたい、という人にも向いています。
ショットワークス
運営会社 |
株式会社ツナググループHC |
得意な職種 |
軽作業・イベント系・販売員・キャンペーン、PR系・飲食・引っ越し |
短期バイト・単発アルバイト・短期派遣の求人情報サイトで、さまざまな職種の求人を取り扱っています。求人はかなり詳細な情報を見て選べるので、じっくりと見比べてから仕事を選びたい人には向いているでしょう。
イベントスタッフや引越しなどの体力が必要な求人も多いので、体力に自信がある人におすすめです。
まとめ
今回は、短期バイトの人気職種やおすすめの派遣会社などをご紹介しました。短期バイトは研修などがなくても働ける単純作業が多いため、バイト経験が少ない方でも働きやすいです。また、学校で忙しい高校生・大学生、家事・育児で忙しい主婦、平日は本業で働いているサラリーマンなど、スケジュールを空けるのが難しい人でも働きやすいがメリットです。
短期バイトを始めてみたい、どんな仕事をしようか悩むと思っている方は、この記事を参考に短期バイトを探してみてください。