アルバイトを始めてから、「この仕事は自分に向いていないかも」「自分に向いているバイトをしたい」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、バイトが向いているかどうかを判断するポイントや対処法などをご紹介します。今、バイトに関する悩みを抱えている方は、ぜひ記事を参考にしてみてください。
目次
バイトが向いていると判断できるポイントは?
まずは、今のバイトがあなたにとって向いているか向いていないか、適性を判断してみましょう。まずは、向いていると判断できるポイントから解説していきます。
・バイトのことを考える時間が多い
・バイトで働くことが楽しい
・職場でコミュニケーションがしっかりと取れる
・ミスや失敗があまりない
・私生活や趣味も充実している
該当する項目が多ければ多いほど今の仕事があなたに向いているということになりますから、その際は自信を持ってください。
バイトのことを考える時間が多い
バイト時間以外にバイトのことを考えることが多い場合は、今のバイトが向いているといえるでしょう。
友達に「バイトでどんなことがあったのか」などという話をしたり、「明日のバイトではどういう風に仕事をしようか」という段取りを事前に考えているようであれば、今のバイトを続けるのがベストといえます。
しかし、バイトのことを考えるといっても「明日もミスをしそうで嫌だな」「社員さんにまた叱られるのかな」など、明らかにマイナスなことばかりを考えるのであれば、その場合は「向いていない」という判断しましょう。
バイトで働くことが楽しい
バイト中のことを思い出してみたときに、「忙しいけどやりがいがある」「お客さんと話しながら接客をするのが楽しい」というようにポジティブな気持ちで仕事ができているなら、その仕事は向いているといえるでしょう。忙しかった日の終わりなどでも、達成感や嬉しさを感じているのであれば、今のバイトを続けるのがおすすめです。
職場でコミュニケーションがしっかりと取れる
バイト先に仲の良い人がいる、上司との仲が良好など、職場の人と円滑なコミュニケーションが取れているのなら、その仕事を続けるのは良いのではないでしょうか。上司からパワハラを受けている、同僚との仲が良くないなど、人間関係があまり良くない場合は、バイトを変えるのも選択肢の1つでしょう。
ミスや失敗があまりない
仕事をする際にミスが多い、何回説明されてもなかなか頭に入らないといった場合は、バイトが向いていない可能性があります。仕事でミスをあまりせず、スムーズに仕事をこなせているのであれば、今の仕事に向いていると判断できるでしょう。メモを取るなどしてミスをしないようにすることはもちろん大切ですが、どうしても向き不向きがあるので、ミスが多い場合には向いていないとも判断できます。
私生活や趣味も充実している
バイトにばかり集中していると、精神的や肉体的に疲れてしまう可能性があります。バイトをポジティブな気持ちで続けていくためには、私生活や趣味が充実していることが大切です。
「好きな車を買うためにバイトを頑張ろう」「友達と旅行に行きたいから稼ぎたい」など、目標を持ってバイトを頑張れるのであれば、今のバイトを続けるのはベストな選択といえます。
バイトが向いていないと判断するポイントは?
では次に、「今のバイトが向いていない」と判断するポイントを解説していきます。仕事が自分に向いていない時に起こる状態は以下の4つです。
・仕事が遅すぎる
・仕事を覚えることができない
・本業や学業と両立できない
・職場の人間関係に悩んでいる
それぞれ見ていきましょう。
仕事が遅すぎる
初心者であれば仕事が遅くなってしまっても仕方ありませんが、ある程度の勤務経験があるにも関わらず「仕事が遅くて周りに迷惑をかけている」と感じるのであれば、不向きな仕事の可能性があります。
自分と相性の悪い仕事の場合、どれだけ頑張っても作業スピードが上がらなかったり、コツがつかめなかったりすることもあるでしょう。
仕事を覚えられない
「仕事内容が複雑で頭に入ってこない」「何度やっても仕事が覚えられない」という場合は、今の仕事があなたに合っていない可能性があります。おそらくあなたと仕事との相性が悪いのでしょう。
メモをとる・質問をする等の対策をしても改善が見られない場合は、辞める選択肢を視野に入れても良いといえます。
本業や学業と両立できない
向いている向いていない以前の問題ですが、バイトをすることで本業や学業に支障をきたすのであれば、辞めるのを検討しましょう。バイトで悩み過ぎて本業や学業に集中できないのであれば本末転倒です。
「自分が今、何を一番頑張らなければいけないのか」ということを考え、優先順位をつけて判断してみてください。
職場の人間関係に悩んでいる
「◯◯さんが冷たい」「▲▲さんが私とシフトが一緒の日は機嫌が悪いらしい」など、バイト経験者のほとんどが人間関係に悩まされています。
バイトの人間関係で心身に影響が出てしまいそうなほどに悩んでいるのであれば、今のバイトを辞めたほうが良いでしょう。心が病んでしまうと取り返しがつかなくなってしまうので、慎重に考えてみてください。
バイトが向いていない時の対処法①:辞めるか判断する
ここからは、上記でご紹介したバイトの適性判断を元に、実際にバイトが向いていないと感じた際の対策法について解説していきます。
「私はこの仕事が向いていない」「バイトに行くのが苦痛」と感じながら仕事を続けるのはとても辛いでしょう。こういった気持ちを抱えている人は、下記でご紹介する対処法を検討してみてください。
今の悩みは慣れると解決する問題なのか
もしもあなたがまだ入社して間もないのであれば、今抱えている「辞めたい」という気持ちが改善される可能性があります。新しい環境に慣れるまでは分からないことだらけの状態で、とても辛いものですが、仕事をしていくうちに仕事内容に慣れたり、バイト先の人と仲良くなれたりなど、悩みの原因が解決する可能性もあります。
今の悩みを「時間が解決してくれるものかどうか」の基準で考えると、少し心が軽くなるでしょう。
バイトを続けることにメリットがあるのか
今のバイトを続けることでメリットが得られるのであれば、続ける意味もあるでしょう。まずは、あなたが今のバイトでどのようなメリットを得られるのかを書き出してみてください。
【メリットの例】
このように、バイトをすることでさまざまなメリットが得られます。しかし、今のバイトを続けることによるデメリットが大きいのであれば、バイトを変えることを検討してみても良いでしょう。
【デメリットの例】
- 人間関係が辛い
- 仕事が遅く迷惑をかける
- 仕事が覚えられず肩身が狭い
今のバイトで得られるメリットが一般的なバイトで得られるメリットなのであれば、今の職場に固執する必要はありません。「どうしてもここでしか得られない」というメリットがない、メリットよりデメリットのほうが大きいようであれば、次の仕事を視野に入れても良いでしょう。
ストレスのせいで心身に悪影響が出ていないか
今のバイトによって感じるストレスから体に影響がある場合は、バイトを辞めることを検討してください。
・食欲がない
・寝られない
・趣味にかける意欲がなくなった
・人と話すことが億劫
ストレスを感じると上記のような症状が出てきます。心身のバランスを崩してまで今のバイトを続ける必要はありません。健康が何よりも大切なので、体に影響が出ている場合はバイトを辞めることも検討してみてください。
バイトが向いてない時の対処法②:自分に向いているバイトを見つける
今のバイトが向いていない場合は、バイトを変えるのも良いと解説してきましたが、では自分に向いているバイトを見つけるためにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、自分に向いているバイトを見つけるためのポイントを解説していきます。
自分のスキルを活かせる仕事を選ぶ
自分のスキルが活かせる仕事であれば、スキルを活用しながら自信を持って仕事ができますし、やりがいも感じられるでしょう。人と話すのが好きなら接客業、料理を作るのが好きなら飲食店のキッチンなど、自分に合った仕事を選ぶと良いです。自分が得意なスキルが何なのかを把握して、どんな仕事なら自分のスキルが活かせるのかを考えながら、バイトを探してみてください。
働くスタイルで仕事を選ぶ
バイト以外にもやりたいことがある場合は、バイトのシフトに融通がきく仕事を選ぶようにしましょう。
例えば、居酒屋などの飲食店では学生のバイトをたくさん雇っているため、特にホールでの接客業務であれば学生が好きな日に入ることができるケースが多いです。しかし、土日に出勤が求められるケースも多いので、注意してください。
また、昼間に遊びたい場合は、夜勤や早朝バイトなども検討してみると良いでしょう。このように、自分のやりたいことを実現するために、働くスタイルを考えて仕事を選んでみてください。
絶対に譲れない条件を考慮して選ぶ
「働く上で◯◯だけは譲れない」という条件がある場合は、条件を考慮して探してみてください。条件を満たせていないバイトで無理に働いても、続けるのが難しくなってしまうでしょう。まずは自分が絶対に譲れない条件は何かを考えて選ぶようにしてください。ここでは、どのような条件があるのか、具体的に見ていきます。
髪型や服装は自由なのか
もしオシャレを楽しみながら仕事をしたいのであれば、「服装や髪型自由」のバイトを探してみると良いでしょう。例としては、アパレルや軽作業などが挙げられます。ファッションに興味があるのであれば、さまざまな洋服について詳しくなれるアパレルがおすすめです。
反対に、チェーン店の飲食店やドラッグストアの場合は身なりに厳しいので、避けたほうが良いでしょう。
シフトの融通はききやすいのか
自分の趣味や学業、育児などとバイトを両立したいのであれば、シフトの融通がきく職場が適しています。自分がどのくらい働けるのかを事前に把握した上で、求人で「シフト自由」「週◯日から」などの条件をしっかり確認してみてください。自分の生活スタイルに合うシフトを組めるかどうかは、面接でも確認しておくと良いでしょう。
業務内容に対して手当や時給は見合うのか
「仕事はきついしやることが多いのに時給がとても安い」と感じてしまうと、後から辞めたくなる可能性が高いです。
お金の問題は大きなトラブルやストレスにつながりやすいため、仕事探しの段階で、内容と時給を比べて違和感を感じるようであればやめておきましょう。
世の中にはたくさんの仕事があります。
自分の譲れない条件にこだわって長く続けられる仕事を探すのも良いでしょう。
さまざまな派遣バイトのお仕事紹介はこちらの記事も読んでみてください。
バイトが向いてない時の対処法③:理由を伝えて辞める
「今の仕事を続けるのは辛い」「やりたい仕事に採用されそうだから今の仕事をやめたい」など、辞めたい意思が固まったのであれば、次は実際に辞める報告をしましょう。
バイトを辞める際は、最低でも辞める1ヶ月前までに理由を添えて申告する必要があります。しかし、「仕事が辛いから辞めたい」とは言いにくいですよね。ここではバイトを辞める際の理由を紹介していきます。
就職活動に集中したい
学生の場合は「就職活動」を理由にバイトを辞める人が少なくありません。特に、あなたが就活生であれば、バイト先も不自然に感じることはないでしょう。就活生でない場合は、「勉学に集中したい」という理由も選択肢の1つとして挙げられます。1年生や就職活動が直近に迫っていない学生は「勉学」を理由にすると良いでしょう。
家庭の事情でバイトが続けられない
「家庭の事情」はあらゆる方が当てはまる理由です。例としては、育児や介護、実家の家業の手伝いなどが挙げられます。家庭の事情であれば職場の人も深く踏み込めないので、良い理由が思いつかない場合は、これらの理由を伝えてみると良いでしょう。
まとめ:向いてないバイトは辞めて違う環境へ行こう
今回の記事では「バイトが向いていないから辞めたい」と感じている人向けに、向いているかを判断するポイントと対処法を解説しました。バイトが向いていない場合は、辞めて新しい仕事を始めるのも選択肢の1つです。
自分に向いている仕事を探すポイントとしては、自分のスキルを活かせる仕事を選ぶ、働くスタイルで仕事を選ぶ、絶対に譲れない条件を考慮して選ぶの3つが挙げられます。
バイトの辞め方についてもっち詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。