派遣会社の登録会は、合否を決める選考の場ではありません。
身だしなみを整えて予約した時間に向かえば、登録できないという事態はほとんど起こらないため、面接のように身構える必要はありません。
この記事では、派遣会社の登録会でどんなことをするのか、当日の流れや服装、持ち物を整理したうえで、落ちることがあるのかどうかまで解説します。
目次
派遣会社の登録会とは仕事を紹介してもらうための手続き
派遣会社の登録会は、自分の希望条件を伝えて、仕事を紹介してもらえる状態にするための手続きの場です。
ここでは、面接との違いやWeb登録との違い、当日にかかる時間まで、登録会の基本を解説します。
登録会は面接ではなく手続き
派遣会社の登録会とは、働きたい方が希望する条件や経歴を派遣会社に伝えて、仕事を紹介してもらえるようにするための手続きです。
アルバイトの面接は、応募した一つの職場に採用されるかどうかを決める場になります。
一方の登録会は、特定の仕事の合否を決める時間ではなく、これから紹介する仕事を選ぶための材料を集める時間です。
そのため会話も志望動機より「働ける曜日」「通える範囲」「やってみたい作業」といった条件の確認が中心となります。
来社して行う登録会とWeb登録の違い
登録の方法は、派遣会社の支店へ足を運ぶ「登録会参加」と、スマートフォンやパソコンで手続きを済ませる「Web登録」の2つに分かれます。
登録会は担当者と直接顔を合わせて話せるので、仕事内容の細かい部分をその場で質問できます。
Web登録は、フォームへの入力と本人確認書類の画像送信で進められるため、移動の時間をかけずに登録を終えられます。
会社によっては顔写真の準備を求められるので、案内された持ち物は事前に確かめておきましょう。
派遣会社によっては、Webで先に情報を入力しておき、後日オンラインで面談を行う形も選べます。
どちらを選んでも紹介される仕事の内容に差は出ないので、自分の予定に合うほうを選びましょう。
登録会にかかる時間の目安
来社型の登録会にかかる時間は、おおむね1時間から2時間ほどが目安です。
複数名が同時に参加する説明会の形式では2時間程度、担当者と一対一で進める面談の形式なら1時間前後で終わります。
Web登録や電話での登録は30分から1時間ほどで完了するため、まとまった時間を取りにくい方に向いています。
所要時間は会社ごとに違うので、予約の前に案内ページで確かめておくとその日の予定を把握しやすくなります。
仕事の種類によって登録会の内容は変わる
同じ登録会でも、紹介される仕事がオフィスワーク中心か、軽作業や単発の仕事中心かで進み方は変わります。
オフィスワークを扱う派遣会社では、WordやExcelの操作を確かめるスキルチェックが組み込まれている場合があります。
一方、軽作業や単発の仕事を扱う派遣会社は経験を問わない仕事が多いため、スキルチェックを行わない場合がほとんどです。
派遣会社の登録会で落ちることはあるのか
結論から言うと、登録会そのもので不合格になることは基本的にありません。
それでも「落ちた」と感じる場面はいくつか存在します。ここでは、どの段階で何が起きているのかを4つに分けて解説します。
条件が合わずに登録を見送られる場合がある
登録会は選考ではないものの、登録を受け付けられないと判断される場合はあります。
代表的なのは、本人確認書類を持参できず、本人であることを確かめられないときです。
また、その派遣会社が扱っていない職種や地域だけを希望している場合も、紹介できる仕事がないという理由で登録を見送られることがあります。
単発の仕事は条件に当てはまらないと紹介を受けられない
意外と知られていないのが、30日以内の期間を定めて雇う日雇い派遣は、労働者派遣法で原則として禁止されているという決まりです。
一日単位の派遣で働けるのは、60歳以上の方、昼間の学校に通う学生、本業の収入が500万円以上あって副業として働く方、世帯の収入が500万円以上あって主たる生計者ではない方に限られます。
そのため、この条件に当てはまらない方が単発の仕事だけを希望すると、紹介できる仕事がないと伝えられる場合があります。
登録後の仕事紹介で見送りになることがある
登録が終わったあと、応募した仕事に就けない場合もあります。
派遣の仕事は、一つの求人に複数の登録者が手を挙げると、経験や勤務できる日数をもとに派遣会社が人選を行います。
この段階で見送りになると落ちたと感じますが、登録自体は残っているので、次の仕事にそのまま応募できます。
希望する曜日や職種を広めに伝えておくと、紹介を受けられる機会は増えていきます。
登録を断られやすい行動
まれではあるものの、当日の振る舞いが理由で登録を見送られることもあります。
連絡なく予約時間に遅れる、質問にほとんど答えない、経歴を実際と違う内容で伝えるといった行動は、仕事を任せられるかどうかの判断に響きます。
派遣会社は、登録した方を自社のスタッフとして働き先へ送り出す立場です。
そのため、約束を守れるかどうかは、経験やスキルと同じくらい見られていると考えておきましょう。
反対に、緊張してうまく話せなかったという理由で断られることはないので、気負わずに向かって大丈夫です。
派遣会社の登録会当日の流れ
ここでは、当日の流れを5つのステップに分けて、それぞれ何をするのかを解説します。
- 登録会を予約する
- 受付をして登録シートを記入する
- 派遣の仕組みと仕事内容の説明を受ける
- 担当者との面談を受ける
- 仕事の紹介を受ける
登録会を予約する
登録会は予約制で行われるのが一般的で、派遣会社のWebサイトか電話で申し込みをします。
Webからの予約であれば、支店と日時を選んで名前や連絡先を入力するだけで、数分あれば完了します。
平日の日中しか登録会を開催しない会社がある一方で、夜間や土日に開催している会社もあります。
仕事や学校の予定と合わせにくい方は、開催日時の幅が広い派遣会社を選ぶと参加しやすくなります。
受付をして登録シートを記入する
会場に着いたら受付を済ませ、渡された登録シートに必要事項を書き込みます。
記入するのは、氏名や住所などの基本情報に加えて、これまでの職歴や希望する勤務地、働ける曜日と時間帯です。
記入にかかる時間は15分ほどで、あらかじめ職歴を思い出しておくとスムーズに進みます。
勤務先の名称や在籍していた期間があいまいな方は、手元にメモを用意していくと迷わずに書けます。
派遣の仕組みと仕事内容の説明を受ける
登録シートを提出したあとは、派遣という働き方の仕組みについて説明を受けます。
派遣は、雇用契約を結ぶ相手が派遣会社で、実際に働く場所が派遣先という形になります。
給与の締め日と支払日、交通費の扱い、シフトの申し込み方法など、働き始めてから必要になる内容もここで案内されます。
会社によっては映像を見る形で進むこともあり、この説明が登録会で最も時間を使う部分です。
担当者との面談を受ける
説明のあとは、担当者と一対一で面談を行います。
面談では、登録シートに書いた内容を確かめながら、希望する働き方をより具体的に詰めていきます。
聞かれる内容は、次のようなものが中心です。
- いつから働き始められるか
- 一週間に何日くらい勤務できるか
- これまでに経験した仕事は何か
- 立ち仕事や重い物の運搬ができるか
話す内容に正解はなく、自分の状況をそのまま伝えれば問題ありません。
仕事の紹介を受ける
面談で伝えた条件をもとに、担当者から仕事の紹介を受けて登録会は終わります。
その場で具体的な求人を提示されることもあれば、後日メールや電話で案内が届く場合もあります。
登録後は専用のWebサイトから働きたい日の仕事にエントリーし、前日に確定の連絡を受けてから当日を迎える流れが一般的です。
紹介された仕事は必ず受けなければならないわけではなく、条件が合わなければ断っても問題ありません。
派遣会社によっては最短で翌日から働けるので、すぐに収入がほしい方は、その旨を面談で伝えておきましょう。
派遣会社の登録会に必要な持ち物
派遣会社の登録会では、その場で給与の振込先まで登録するため、いくつか持参するものがあります。
ここでは、一般的な持ち物と、それぞれ何に使うのかを解説します。
本人確認書類
登録会で必ず必要になるのが、運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証といった本人確認書類です。
派遣会社は雇用契約を結ぶ相手として、氏名と現住所を確かめる必要があります。
学生証やパスポートで受け付ける会社もあり、身分証がない場合は、氏名と現住所が記載された公共料金の請求書で代用できることもあります。
振込先の口座情報
給与の振込先を登録するので、自分名義の銀行口座がわかるものを持っていきます。
キャッシュカードか通帳があれば、支店名と口座番号をその場で正確に写せます。
ネット銀行を使っていて現物の通帳がない方は、口座情報の画面をスマートフォンで開けるようにしておけば問題ありません。
振込のほか、当日に現金で給与を受け取れる会社もあるため、希望があれば面談のときに伝えましょう。
筆記用具
登録シートは手書きで記入するので、黒のボールペンを一本持っていくと安心です。
書類の訂正方法や押印が必要かどうかは会社ごとに案内が違うので、予約後に届く案内メールの持ち物欄を確かめておきましょう。
近年では少なくなってきていますが、印鑑を求められる会社もあるため、心配な方は認印を一緒に入れておくと当日対応できます。
履歴書は原則として不要
派遣会社の登録会は、履歴書を用意しなくても参加できる場合がほとんどです。
登録シートに職歴を書き込む形をとっているので、同じ内容を履歴書で重ねて提出する必要がありません。
事務職や専門職を希望する場合は、職務経歴書の持参を求められることがあります。
必要かどうかは予約後の案内メールに書かれているので、指定がなければ用意せずに向かって構いません。
派遣会社の登録会にふさわしい服装
派遣会社の登録会は、清潔感のある服装であれば私服で参加できます。ここでは、どの程度の服装なら問題ないのかを、具体的な例を挙げながら解説します。
きれいめのカジュアルが基本
登録会の服装で迷ったら、襟のあるシャツやブラウスに、シンプルなパンツやスカートを合わせた服装を選べば失敗しません。
派遣会社は、目の前の方が働き先でどう見えるかという視点で身だしなみを見ています。
そのため、高価な服やきちんとした型よりも、しわや汚れがないかのほうが大切になります。
軽作業や単発の仕事を扱う会社では、Tシャツとジーンズで参加する方も珍しくありません。
スーツを着ていっても問題はない
スーツで参加した結果、浮いてしまうということはありません。
就職活動を終えたばかりの方や、事務職を希望する方であれば、スーツのほうが落ち着いて話せる場合もあります。
服装そのもので登録の可否が変わることは原則ないので、自分が気後れしない格好を選ぶのが一番です。
学生の場合も普段着で構わない
大学生が登録会に参加するときも、リクルートスーツを用意する必要はありません。
学校帰りにそのまま向かう方も多いので、荷物が多くても気にせず参加できます。
学生証を本人確認書類として使える会社もあるため、忘れずに持っていきましょう。
派遣会社の登録会で気をつけたい注意点
ここでは、登録会に向かう前に押さえておきたい3つの点を解説します。
予約した時間に遅れないように向かう
登録会は複数の方が同じ時間に集まるため、開始時刻に遅れると説明の途中から参加する形になります。
支店は駅前のビルに入っていることが多く、建物に着いてからフロアを探すのに時間がかかる場合もあります。
案内された時刻より少し早めに到着するつもりで家を出ると、受付で慌てずに済みます。
電車の遅れなどで間に合わないとわかった時点で電話を入れれば、開始時刻をずらしてもらえることもあります。
できない条件は正直に伝える
面談では、良く見せようとして無理な条件を伝えないほうが結果的にうまくいきます。
重い物を持てない、早朝は難しい、この曜日は動けないといった事情は、遠慮せずにそのまま伝えて問題ありません。
条件を隠して紹介を受けても、実際に働き始めてから続けられなくなり、派遣会社にも働き先にも迷惑がかかります。
できないことを伝えたからといって紹介が減るわけではなく、むしろ合う仕事を選んでもらいやすくなります。
キャンセルするときは電話で連絡する
予定が合わなくなった場合は、必ず電話で連絡を入れてから日程を組み直します。
無断で欠席すると、仕事を任せられるかどうかの判断に影響します。
体調不良や急な用事は誰にでも起こるので、理由を正直に伝えれば別の日を案内してもらえます。
当日の朝に連絡する形になっても、黙って行かないよりはるかに良い対応です。
派遣会社の登録会に関するよくある質問
ここでは、派遣会社の登録会を控えた方から特に多く寄せられる質問に答えます。疑問を解消してから、当日を迎えましょう。
派遣会社の登録会は有料ですか?
いえ、無料です。派遣会社への登録や仕事の紹介に費用はかかりません。
会場までの交通費は自己負担になる場合が多いため、遠方の支店を選ぶときは往復の運賃を考慮しておきましょう。
複数の派遣会社の登録会に参加してもいいですか?
問題ありません。
登録できる会社の数に決まりはなく、扱う職種やエリアは会社ごとに違うので、複数登録しておくと仕事の選択肢が広がります。
ただし同じ日に別々の会社の仕事を受けてしまわないよう、シフトの管理は自分で行う必要があります。
登録会に参加したあと、必ず働かないといけませんか?
登録したからといって、働く義務が生じることはありません。
今すぐではなく数か月先から働きたいという段階でも登録でき、紹介された仕事を断っても登録は残ります。
一定の期間連絡を取らずにいると登録情報が整理される場合があり、その期間は会社ごとに異なります。
また働きたくなったときは、支店に一報を入れて状況を確かめてみてください。
登録会のあと仕事を始めるまでにどのくらいかかりますか?
早い会社では、登録した翌日から働き始められます。
倉庫内の軽作業やイベントの補助のように人手を多く必要とする仕事は、募集の枠が広く、紹介から就業までが短くなります。
反対に条件を細かく指定した場合は、合う求人が出るまで待つ期間が生まれます。
登録したまま連絡が来ないときはどうすればいいですか?
紹介の連絡が来ないときは、自分から支店に問い合わせて構いません。
希望条件が絞り込まれていて紹介できる求人がない、登録した連絡先が古いままになっているといった理由が考えられます。
働ける曜日を増やしたり通える範囲を広げたりすると、紹介を受けられる可能性は高まります。
派遣の仕事を探している方にはテイケイワークス東京がおすすめ!
派遣会社の登録会は選考の場ではなく、仕事を紹介してもらうための手続きです。
本人確認書類と振込先の口座情報を持ち、清潔感のある服装で予約した時間に向かえば、落ちることを心配する必要はありません。
テイケイワークス東京は、倉庫内の軽作業を中心にさまざまな仕事を紹介している派遣会社です。扱う仕事の幅が広く、最短で登録の翌日から働き始められます。
登録会は各地の支店で随時開催しており、夜間や土日の回も用意されています。
支店まで足を運ぶのが面倒という方には、スマートフォンで完結するWeb登録もおすすめです。
すぐに仕事を始めなければいけないわけではないので、まずは話を聞くつもりで気軽に登録してみてください。